2020年9月に行った第1回目のオンライン講演会は公差設計と幾何公差(GD&T)を主体とした内容で、多くの皆様に高いご評価をいただきました。その声を受け、第2弾のプログラムでは、GD&Tの内容をさらにブラッシュアップするとともに、より効果的に実施するための手法である「DRBFM」を加えました。DRBFMとは、Design Review Based on Failure Modeと言い、起こりうる品質問題を未然に抽出して解決を図る「品質問題未然防止手法」です。DRBFMにより抽出された問題の60~70%が公差設計で解決できると言われています。この2つを確実に実施することで、品質問題の大幅な削減につながります。
本講演会は、<第一部>でDRBFMと公差設計(鷲崎様)、最新の設計図面動向(小池様)について解説し、<第二部>で書籍『ケーススタディで理解する幾何公差入門』の中で解説したヤマハ㈱様のケーススタディの紹介、トヨタグループ様におけるGD&TとDRBFMの取組み(トヨタシステムズ様)、公差設計を大幅に効率化する「3次元公差設計ソフトウェアTOL J」の活用事例(飯沼ゲージ製作所:土橋様)をご紹介いたします。今回新しくご参加いただく方だけでなく、第1弾を受講された方にもご満足いただけるよう、さらなるレベルUPを図っていただけるような内容といたしました。ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
皆様に有益な情報を得ていただく機会としていただけましたら幸いです。
日時 :2021年1月18日(月)13:00~17:30
主催 :日刊工業新聞社出版局、株式会社プラーナー
会場 :Microsoft Teamsを使用して実施します
定員 :30名
準備物:ヘッドセットあるいはヘッドホン及びマイク
参加条件:指定の方法で、該当書籍のいずれかを新規で1冊ご購入いただいた方
<第一部>
13:00~14:30 講演1 設計製図の新しい流れー世界標準の図面にしませんかー
想図研 小池忠男様
14:30~15:30 講演2 DRBFMによる漏れの無い公差問題の抽出方法(仮)
MBコンサル鷲 鷲崎正美様
<第二部>
15:40~16:25 講演3 GD&Tで図面を変える設計改革ー幾何公差の有効活用と普及ー
<ヤマハ株式会社様の事例から学ぶ>
㈱プラーナー 栗山晃治
16:25~17:10 講演4 3次元公差設計ソフトTOLJ活用による公差設計取り組み事例
㈱飯沼ゲージ製作所 土橋美博様
17:10~17:30 3次元公差設計ソフトTOLJのご紹介
㈱プラーナー
17:30~18:00 ご質問対応