公差設計ワークブック
公差設計スキル認定試験
「3級・4級」対応
公差をどのように設定すべきか,公差をいくつにすべきかは,設計の実務において重要です。その一方で,企業に人材を輩出する学校における公差設計に関する教育は,サイズ公差(寸法公差),はめあい,幾何公差の初歩といったところで,実践的な設計を行うのに十分とは言えません。そこで,高等専門学校や大学の高学年から企業の若手社員を想定した公差設計に関わるワークブックを執筆することにしました。
中堅・ベテランのエンジニアには物足りない問題が多いかもしれませんが,2016年のJIS B 0401-01の改定を可能な限り加えたので,新しい設計製図の用語や考え方を知る機会として本書を読んでいただければ幸いに思います。
さて,以下に1問だけ抜粋しました。いかがでしょう?
Cp=1で管理されているφ20(+0.013/0) の穴と,φ20±0.0045 の軸で中間ばめを多数組み合わせたとき,統計上しめしろが生じる確率を求めよ。
ISBN:978-4-9905264-3-6
正誤表