1.講座概要
グローバルなものづくりを支えるのは設計図面であり、世界的に、幾何公差を使用した図面表記が必須となってきています。 しかし、日本の一般的な設計現場において幾何公差自体使われず、使われても適正でない部分が見られるのが実態です。本講座では、今までの寸法公差との違いを明確にし、幾何公差ならではの効率的な適用方法、及びその測定・検証方法を、eラーニングシステムを使った講義(ビデオ・音声含む)、理解度チェックを受講することにより、効率的に学習ができます。適用するメリットの大きい最大実体公差方式についても紹介し、ものづくりの国際競争力を付けることを目的としています。
【受講対象者】
■設計・開発・生産技術・製造・検査・品質管理部門及びその方々を指導される方
■海外企業との図面授受や発注に携わる方
■幾何公差導入の必要性を感じている方。
※現在は、企業単位での受講のみ受け付けております。
2.プログラム
…はじめに…
第1章 幾何公差の基本
… 対象者:全員・管理者・マネージャー
1-1 幾何公差の用語
1-2 幾何公差の種類
1-3 データム
1-4 幾何公差図示方法の基本
1-5 形状公差
1-6 姿勢公差
1-7 位置公差
1-8 振れ公差
1-9 より有効な活用方法
1-10 幾何公差導入の効果、普及への課題
まとめ、コラム:幾何公差図面を読むポイント
第2章 幾何公差の図示方法
… 対象者:設計者
2-1 図示方法の詳細
2-2 3平面データムとCMM
2-3 補助データムの構築
2-4 幾何公差の命であるデータム設定
2-5 各種幾何公差の詳細と使い分け
2-6 より有効な活用方法
2-7 関連公差(普通公差・はめあい・JIS)
まとめ、コラム:出図前の確認ポイント
第3章 幾何公差の測定技術
… 対象者:品質保証・製造関係者
3-1 幾何公差と測定技術の概要
3-2 幾何公差に使用される測定装置
3-3 測定に関する精度と誤差
3-4 CMMの基本
3-5 ワークのセッティングと測定方法
3-6 測定データと工程能力
3-7 製品化フェーズの違いによる測定技術の使い分け
まとめ、コラム:幾何公差の普及を握る
第4章 最大実体公差方式
4-1 最大実体公差方式の用語
4-2 最大実体公差方式の考え方
4-3 最大実体公差方式のメリット
4-4 最大実体公差方式の説明・適用
全6時間程度
※講義・理解度チェックを含めて、すべて受講した場合 2日間程度
※必要な章の選択により、最短3時間程度も可能
★ 第1章 + 第2章 または 第1章 + 第3章 3.5時間程度
※各章の所要時間の目安(理解度テストは含まず)
はじめに
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第1章
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第2章
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第3章
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第4章
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約 11分 |
約 110分
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約 98分
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約 111分
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約 33分
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eラーニング利用には、以下のPC、WEB環境が必要になりますので、ご理解ください。
PC | Windows | Mac |
OS | Windows10 ※1 Windows8、8.1 ※2 Windows7 |
Mac OS X 10.8以上 |
CPU | Intel Core2 21.0GHz 相当以上を推奨 | Intel x86 プロセッサ搭載 |
メモリ | 2GB以上 | |
画面サイズ | 解像度1280 x768、16 ビット以上を表示可能なカラーモニタ | |
ハードウェア環境 | ヘッドホンまたはイヤホン ※3 | |
ブラウザ | Internet Explorer®9以上 Firefox® 最新版 Chrome 最新版 |
Safari 最新版 Firefox® 最新版 Chrome 最新版 |
プラグイン | Adobe Flash Player 10以上 ※4 | |
PDFリーダー | Adobe Reader7以上 ※4 | |
ネットワーク | インターネットに接続可能な環境(1.5Mbps以上の回線を推奨) ※5 | |
スマートデバイスの 動作環境 ※3 ※5 ※6 |
iPhone: iOS 7以上 iPad: iOS 7以上 Android: Android 4.2以上 ※標準ブラウザ(iOSの場合にはSafari)のみサポート対象とします。 ※教材も上記機種に対応している必要があります。 |